小さな会社の2代目の生まれ変わるための日記

このブログは主に日頃の出来事と学んだ事を結びつけてアウトプットしていこうというきっかけで始めてます。

人間関係が悩みのほとんどだ。よく勉強し悩んでいる人がいればアドバイスできるようにしておこう。もちろん自分に対しても…

昨日は失踪したベトナム人の元従業員Tから突然のラインが入った。

間違えて送ったのか?

「元気?」と送ったら「はい」という返事。

ちょっと安心した。

「寒いから風邪ひくなよ、」と返したら「ありがとうございます。または浜があったらご飯でも行きましょう」

と返ってきた。ヒマと浜が間違えてるとすぐ気づく。

もう、ベトナム人を雇用して3年目だ。

 

その第1号のTには、やっぱり情が入ってしまう。

良く仕事をする。頭が良く日本語もよくしゃべれる。

だからなのかちょっとした揉め事で社内での人間関係が悪くなり、2か月前に突然いなくなった。

まだ20歳そこそこの青年が外国から単身で来てるのに心配だ。

日本のどこかでそういった不法滞在者を税金も払わず、保険もかけてもらえず安い賃金で雇う人たちがいるらしい。

解体屋で頑張っているらしいけど怪我だけはせずにいてほしい。

病院にいけるかどうかも分からないのだから。

最近読んだ「もし アドラーが上司だったら」という本を読んだので気になる3点をアウトプット。

人間関係が楽になる内容だ。

 

Tに教えてやりたかったわ( 一一)


〇できていないところばかり注目してしまう

人の行動の95%は出来ている行動。でも僕たちは出来ていないたった5%の行動ばかり注目してしまう。

それではやる気が出なくて当然。

やる気を自分で奪いながら、さらにやる気を出さそうといろいろなことをする。

ブレーキを踏みながら、アクセルを踏むようなものだ。体が壊れてしまう。

この本では自分に言い聞かす感じだったが、実際は他人にもしてしまう。

良く仕事ができる人ほどにいろいろ注文をつけてしまう、「後すこし、ここができたら。もうちょっとだけ気をつかえるようになったら」とか思ってしまう。

見るところが間違えていた。95%のできてるところをよく見てほめるのが大事だ。


〇優越コンプレックス

いつも自信満々のような態度で、人を見下すような人がいる、そういった人は勇気がない。 

強いふりをしているのだ。

本当に自信があり、勇気が満ちた人はそんなことしない。

金持ち喧嘩せず。

余裕があるから人にやさしく接してやれる。

そう。自分には経験がある。

自信ががなければあれができる。これもできる。と、自分で言い散らかして強いふりをしていた。

人にかまっている余裕もない。

これを知っていればそんな態度取らずに、もっと周りも見るように努力してただろうなぁ、

逆もそう。偉そうな人は強がってるだけで切羽詰まっている人なんだろうなぁ、と思えて気が楽になっただろうに・・・

みんなに知ってほしい言葉だ。


〇課題の分離

他人の課題に踏み込むから対人関係がうまくいかないんだ。

他人の課題を背負い込むから苦しくなる。

できないことをやろうとするから苦しくなる。

自分の課題だけを考えればいいんだ。

何かをやって感謝されたい、認められたい、バカにされたくない、なんてことは相手の課題だ。

自分がそう思っていて、いいことをしたとしても、相手の心の中までは変えれない。できないことをやろうとするからダメなんだ。

じゃあ何もやらない方がマシか?

『誰かが始めなくてはならない、見返りがなく、認められなくても。
 誰かが始めなくてはならない、まず自分が始めるのだ。』と、アドラーは言っている。

課題の分離は嫌われる勇気でもそうだが一番印象に残った言葉だ。アドラー心理学と言えばこの課題の分離。

ロバを水辺に連れて行っても、ロバが水を飲むかはわからない。みたいな感じのことわざが今でも覚えている。

いろいろしてやってるから。などといった見返りを求めることが多い。

誰だってそうじゃないのか?人を教える立場ってそう思うことが多くないか?

でもダメだと今なら言える。

人の目を気にしすぎだ。

自分のために仕事を覚えてもらってる、と思えるくらい心を広く持とうと思う。

この本はだいぶ以前に読んだ同じアドラー心理学の「嫌われる勇気」よりもずいぶん分かりやすい内容で描かれている。

人間関係をよくしたければ、まず自分を心の中から変えていかなければならない。

そう強く思えた本でした。